Super 30

日本ではしばしばインド人は数学が得意だというイメージを持たれている。数字としての「0」を発見した国であること、二桁の九九を覚えているとされていること、一時期インド式数学が流行したことなどがその要因であろう。少し詳しい人になると、インドが生んだ天才数学者ラーマーヌジャンとの関連からそのようなイメージを持っていることもある。ラーマーヌジャンを題材とした映画「奇蹟がくれた数式」(2015年)が日本でも公開されたので、さらに知られるようになったことだろう。だが、これらの情報からインド人の数学の才能に直接結びつくような納得いく説明が得られるか、というとなかなか難しい。それに対して、アーナンド・クマールの半生を題材にしたヒンディー語映画「Super 30」からは、もしかしたら大きなヒントが得られるかもしれない。

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