Manto

サアーダト・ハサン・マントー(1912-55年)はウルドゥー語小説作家の巨匠である。英領インドに生まれ、ボンベイで作家として名声を獲得し、1947年の印パ分離独立後にパーキスターンに渡った。社会の闇や人間の暗黒面を赤裸々に描写する作風であり、存命中は猥褻の容疑で何度も裁判沙汰となった。一般にはパーキスターン人作家として知られるが、元々インドで執筆活動を行っていたこともあり、印パ両国に今でも根強いファンがいる。2018年9月21日に一般公開されたインド映画「Manto」は、マントーの生涯に迫った伝記映画である。

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