Pataakha

インドにおいて不仲な二国の代表とされるのは、イスラエルとパレスチナ、北朝鮮と韓国、そしてパーキスターンとインド自身である。印パ両国は元々ひとつの国であり、同じ文化を共有しているが、近親憎悪なのか、1947年の分離独立以来、少なくとも3回にわたって戦争をしている。ただ、妙な連帯感があるのも確かである。近年、印パ関係は冷え込んでおり、ヒンディー語映画界にもその影響が見受けられる。パーキスターンやイスラーム教徒侵略者を敵として描くことで国威発揚を図った愛国主義映画が目立つようになった。一方で、平和的な二国間関係の改善を願う声を根強い。そんな情勢の中、2018年9月28日に公開されたヴィシャール・バールドワージ監督の「Pataakha」は、印パ関係についてユニークなメッセージを発信する映画であった。

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