Tumhari Sulu

インド人女性は伝統的に、幼少時には父親に、結婚後は夫に、夫の死後は息子に依存する人生を送ることになっている。つまり、人生の全ての段階において男性家族の付随物であり、自立の余地がない。インド映画においても、女性キャラは主に娘か妻か母親に限られ、自立した女性は娼婦くらいで、好意的に描かれることは少なかった。だが、21世紀に入り、それもだいぶ変化した。その中で、主婦にも焦点が当てられるようになっている。ガウリー・シンデー監督の「English Vinglish」(2012年)は、英語のしゃべれない主婦がニューヨークで英語を学び始めるというプロットの映画で、主婦の尊厳をテーマとしていた。2017年11月17日公開の「Tumhari Sulu(君のスル)」も、主婦がラジオジョッキー(RJ)になるという、主婦をテーマにした映画である。

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