Panga

2010年代のヒンディー語映画は「女性」が大きなキーワードだった。その中のひとつとして、「主婦」または「母親」を題材にした映画の増加が目立つ。「English Vinglish」(2012年/マダム・イン・ニューヨーク)がその先駆けであるが、他にも「Tumhari Sulu」(2017年)、「Mission Mangal」(2019年)など、主婦や家庭を切り盛りしながら働く女性が主人公の映画が多数作られて来た。また、2010年代は、女子スポーツに焦点が当てられた10年でもあった。もっとも早い例では既に「Chak De! India」(2007年)があったが、2010年代に入り、「Mary Kom」(2014年)、「Dangal」(2016年)、「Sultan」(2016年)など、女子スポーツ選手を題材にした映画が作られた。2020年1月24日公開の「Panga」は、それら2つの潮流を受け継ぐ作品と言える。元女子カバッディーのインド代表選手が一児の母になった後にカムバックする物語である。

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