「セス」など

スズキ、インドに新工場建設へ―新たに100%子会社設立(ウォール・ストリート・ジャーナル)

 インドの自動車業界において圧倒的なシェアを誇るのがスズキである。その現地子会社名は一般に「マルチ・スズキ」とされるが、ヒンディー語専門家の立場から言ったら、正しくはマールティー・スズキとなる。「マルチ」は「マルチメディア」や「マルチプル」の「Multi」ではなく、インドの神様ハヌマーンの別名であり、現地の文化を尊重するならば、これは「マールティー」としなければならない。ただ、企業名であるし、当該の企業がその日本語名を「マルチ・スズキ」と頑強に主張するならば、こちらから強く修正を求めることはできないだろう。

 今回目に付いたのはその企業名ではなく、同社のトップにいる人の名前である。本文中に「セス最高財務責任者」または「セスCFO」なる人物が出て来るが、これは正しくは「セート」である。ヒンディー語の「th」を英語の慣習に従ってサ行にしてしまう人が多いのだが、いい加減改めていただきたい。ヒンディー語の「th」はタ行で音訳する。

 他に、同社の会長として「バルガバ」という人名が出て来るが、これもバールガヴァになると申し分ない。

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